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卓球シューズの選び方|素足タイプとクッションタイプ、自分に合うのはどっち

週1〜2回・1万円前後で1足目を決める。卓球シューズの素足タイプとクッションタイプを2軸で比較し、体格・プレースタイル別の判断軸と、軽量モデルを含む具体モデル、失敗しない試着のコツまでまとめました。

みはる · 2026年6月5日

ラバーを変える前に、まず足元から

卓球を週に1〜2回、社会人サークルや市民レベルで楽しんでいると、そろそろ道具を見直したくなる時期が来ます。そういうとき、つい先にラケットやラバーに目が行きがちですが、私は足元のシューズを先に固めるほうが動きの変化を感じやすいと思っています。

体育館用の運動靴やランニングシューズでも試合には出られます。私も学生時代、最初は普通の体育館シューズで打っていました。ただ、卓球は前後よりも横に細かく動くスポーツで、その横の踏ん張りや一歩目の出やすさは、卓球専用に作られたシューズのほうがやっぱり合うと感じます。

ここで多くの方がつまずくのが、卓球シューズが大きく「素足タイプ」と「クッションタイプ」に分かれていて、自分はどちらを選べばいいのか分からない、という点です。

先に私なりの結論を言ってしまうと、週1〜2回・コスパ重視なら、迷ったらまずクッション寄り、軽さに惹かれるなら無理のない価格帯の素足タイプから入るのがおすすめです。理由と具体的なモデルはこのあと書きます。

素足タイプとクッションタイプ、何がどう違うのか

まず大枠の違いから。卓球シューズは、靴底が薄くて軽い素足タイプと、靴底に厚みがあって衝撃を吸収するクッションタイプに分かれます。ざっくり比べると次のような感じです。

見るところ 素足タイプ クッションタイプ
重さ 軽い(軽量モデルで片足200g前後〜) やや重い(素足タイプより少し重いことが多い)
動き出し 速い・床を直に感じる しっかりめ・安定感がある
着地の衝撃 足に伝わりやすい 吸収してくれる
寿命 短めになりがち 長持ちしやすい
向いている人 一歩目の速さが欲しい人 足や膝を守りたい人

表だと違いがすっきり見えますが、実際に履くと体感はもっとはっきりしています。前に店頭で素足タイプを試しに履かせてもらったとき、床の硬さが足裏に直に伝わってきて、これは速そうだけど長い時間はきつそうだなと正直思いました。逆にクッション厚めの一足は、足を入れた瞬間に「あ、守られている感じ」がして、その差は数字を見るより足で分かります。

素足タイプは、文字どおり裸足に近い感覚で床を踏める軽さが魅力です。動き出しが速く、前で速いラリーをする人には気持ちよさがあります。その代わり靴底が薄いぶん、着地の衝撃は足に伝わりやすく、消耗も早めになりがちです。

クッションタイプは靴底に厚みがあるぶん素足タイプより少し重くなりますが、その重さは衝撃吸収と安定感に変わります。長く履ける個体も多く、足への負担を抑えたい人に向いています。軽量モデルでも片足200g前後が一つの目安ですが、正確な数値はモデルごとに違うので公式表記で確認してください。

自分はどっちか――体格・プレースタイル・頻度で当てはめる

違いが分かったら、自分のケースに当てはめます。私の理解では、ざっくり次のように振り分けると考えやすいです。

こういう人 寄せる方向
前でピッチの速いラリーをする・一歩目の速さが欲しい 素足タイプ寄り
体が大きめ・足や膝に不安がある クッションタイプ寄り
カットや中後陣で大きく動く クッションタイプ寄り
卓球の激しい動きにまだ慣れていない初心者 クッションタイプ寄り

週1〜2回くらいの頻度なら、素足タイプの「寿命が短め」という弱点はそこまで大きな問題になりません。毎日打ち込む選手ほど消耗を気にしなくていいので、軽さに惹かれるなら素足タイプを選んでも後悔しにくいと思います。

どちらか本気で迷うなら、私は最初の1足はクッション寄りをすすめます。足を守ってくれるほうが、慣れないうちの故障リスクを減らせるからです。このあたりの動きと足への負担の関係は、詳しい人が見たら違う見方をするかもしれませんが、市民レベルで週末に動くだけでも、着地のたびに足が楽だと感じる場面は確かにあります。サークルでも、膝に不安が出てきた年上のメンバーがクッション厚めのモデルに替えてから「着地がだいぶ楽になった」と話していて、こういう声を聞くとやっぱりクッションの安心感は侮れないなと思います。

数千円〜1万円前後で当たりをつける、具体的なおすすめモデル

方向が決まったら、数千円〜1万円前後で具体的な当たりをつけます。私のサークル仲間が履いていたり、店頭で手に取って気になったりした中から、コスパ重視で道具に過度な投資をしない人に向くモデルを挙げます。まず全体像を一覧で示してから、1足ずつ書いていきます。価格や重量は時期やサイズで変わるので、最終的には買う時点の公式・販売ページで確認してください。

メーカー・モデル 寄り 目安重量・価格など
ヤサカ ジェット・インパクトNEO クッション・コスパ 税込6,380円のエントリーモデル
ミズノ ウエーブドライブ EL 軽量・素足感寄り 約225g(26.0cm片足)、幅は2E相当向け
アシックス アタック エクサウンター 2 軽さとホールドの両立 軽さとフィット・ホールド性を両立
ミズノ ウエーブメダル NEO クッション・安定寄り 上位モデルで16,500円(税込)
ヴィクタス トライアンフォースV クッション・安定寄り ¥16,500、上位の安定派
バタフライ レゾライン レバリス クッション・デザイン重視 14,300円(税込)、ブランド統一派に

ヤサカ ジェット・インパクトNEO ――まず最初に名前が挙がるコスパの1足

コスパ枠でいちばんよく名前が挙がるのが、ヤサカのジェット・インパクトNEOです。ヤサカ公式サイトによると価格は税込6,380円で、製品説明には「初級者から全国チャンピオンまで着用者がいるコストパフォーマンスに優れた卓球シューズ。高いクッション性とグリップ力を持ち、エントリーモデルとしても最適です。」とありました。

6,000円台でこのクッションとグリップなら、初めての1足としてかなり間口が広いと思います。私のサークルでも履いている人を何人か見かけますし、「最初の1足はこれにして、合わなかったら次で考える」という割り切りができる価格帯なのが一番のありがたさです。迷ったらまずここから、と言いやすい1足です。

ミズノ ウエーブドライブ EL ――軽さで攻めたい人の入口

軽くて素足感が欲しい人がまず名前を挙げるのが、ミズノのウエーブドライブ ELです。片足の重さはスーパースポーツゼビオの商品ページでも卓球ナビでも「約225g(26.0cm片足)」「2E相当の方向け」と書かれています。

この200g台前半という軽さは、床を直に踏める感覚に効いてくる帯だと思います。前でピッチの速いラリーをする人や、とにかく一歩目の速さが欲しい人に向きます。幅が2E相当向けなので、足の甲が高めの人や幅広の人は店頭で一度足を入れてから決めると安心です。私が店頭で軽いタイプを履いたときは、想像より床が近く感じて、これは速そうだなと一歩目を踏んだ瞬間にわくわくしました。

アシックス アタック エクサウンター 2 ――軽さとホールドのバランス型

軽さとフィット感を両立させたいなら、アシックスのアタック エクサウンター 2が候補になります。店頭やネットで別の表記が見られることがありますが、ここでは公式オンラインストアの表記に揃えています。

軽さとホールド感のバランスを取りたい人に向く一足で、もう少し価格を抑えたいならアタック ハイパービート4のような軽量エントリーモデルもあります。私のサークルでもアシックスのアタック系を履いている人はちらほらいて、足を入れたときのかかとのホールド感がしっかりしている印象でした。見た目がスッキリしているのも、私は地味に気に入っています。

ミズノ ウエーブメダル NEO ――クッションと安定をしっかり取る

クッションと安定性をしっかり取りたいなら、ミズノの上位ウエーブメダルシリーズが選択肢になります。上位のウエーブメダル NEO は販売ページで16,500円(税込)と、1万円台の中でもしっかりした価格でした。

値段は張りますが、そのぶん着地の安心感は段違いです。店頭でクッション厚めの一足に足を入れたとき、あの「守られている感じ」を一番はっきり感じたのがこの帯でした。体が大きめの人や、足や膝に不安がある人、長めに使い倒したい人なら、ここに投資する価値はあると思います。予算を抑えたいときは型落ちのウエーブメダル7を時期を選んで狙う手もあります。クッション寄りでもモデルや時期を選べば、予算内に収める余地はあります。

ヴィクタス トライアンフォースV / バタフライ レゾライン レバリス ――上位の安定派とデザイン重視

もう一段しっかりした安定派を見るなら、ヴィクタスのトライアンフォースVがあります。公式の価格は¥16,500で、クッション寄りの上位モデルです。試合を観ていると、ヴィクタスのロゴを足元に入れている選手をよく見かけて、卓球ファンには馴染みのあるブランドだと思います。推し選手と同じメーカーで足元を揃えたい人にも気持ちが上がる1足です。

バタフライも卓球シューズを出していて、レゾライン レバリスは公式で14,300円(税込)です。バタフライはラケットやラバーで馴染みのある人も多いので、ブランドを揃えたい人には自然な選択肢になります。どちらも1万円台の上位帯なので、コスパ最優先なら先に挙げた3足のほうが入りやすいですが、店頭で見かけたら一緒に手に取ってみる価値はあります。

買う前に必ず一度足を入れて確かめる

ここが一番伝えたいところです。卓球シューズは、同じサイズ表記でもメーカーやモデルで履き心地がけっこう違います。スペック表の数字だけで決めず、できれば一度足を入れて確かめてほしいです。

確かめるポイントは、幅(2E相当かどうかなど)、かかとがしっかりホールドされるか、横方向に踏ん張ったときに足がずれないか、の3つです。横の動きで足が中で泳ぐと、せっかくの一歩目が逃げてしまいます。

一番確実なのは実店舗での試着です。近くに卓球専門店やスポーツ用品店があれば、そこで履いてみるのが間違いありません。なお、以前はAmazonに「Prime Try Before You Buy」という自宅試着サービスがありましたが、これは2025年1月末で終了しています。今はAmazon Fashion対象商品の「試着後の30日間返品送料無料」を使えば、自宅で履いて合わなければ返品する形に近いことはできるようです。ネットで買うなら返品条件を購入前に確認しておくと安心です。

私なりの結論――迷ったらこう選びます

中立に「どちらにも良さがあります」で締めるのは、選ぶ側からするといちばん困る答えだと思うので、自分の立場を言います。週1〜2回・コスパ重視で道具に過度な投資をしない人なら、まずは足を守るクッション寄りから入るのが無難です。軽さにどうしても惹かれるなら、無理のない価格帯の素足タイプを選んで、合わなければ次で見直せばいいと思います。

シューズはラバーほど沼にならないのが、個人的にはありがたいところです。ラバーは貼り替えるたびに迷いますが、シューズは自分の体格とプレースタイルに当てはめれば1〜2タイプにすっと絞れます。

試合を観ていると、選手が一歩目でスッと動き出す瞬間にいつも痺れます。あの動きの土台は足元です。自分に合う1足が決まると、週末のサークルが少し楽しみになります。私なら次の練習までに、まずは1足、足を入れに行きます。